PNND加盟議員のナン・オロック州議会上院議員(ジョージア州・アメリカ)とPNNDグローバル・コーディネーターのアラン・ウェア氏がドイツのボンで開かれた気候変動に関する会議COP23の特別議員会合に参加した。
PNND加盟議員のナン・オロック州議会上院議員(ジョージア州・アメリカ)とPNNDグローバル・コーディネーターのアラン・ウェア氏がドイツのボンで開かれた気候変動に関する会議COP23の特別議員会合に参加した。
2017年11月12日、PNND議会議員のナン・オロック議員とPNNDグローバル・コーディネーターのアラン・ウェア氏がドイツ・ボンで開かれているCOP23気候変動会議における列国議会同盟の特別議員会合に参加している。
環境に関わる問題の法整備を促進する全米超党派委員会(National Caucus of Envieonmental Legislators)で中心的な役割を果たしているオロック議員は、気候変動に関するパリ協定を履行、維持するためにトランプ大統領の却下にも関わらず550を超える米州議会議員が協力していることを会合で伝える予定だ。
オロック議員は、合衆国州議員による気候変動に対する取り組みへの支持や、トランプ大統領のパリ協定離脱に反対する声明を強調する。
「私たちは2億9800万人の合衆国市民を含む45の州を代表する州議員であり、共に結束して大統領のパリ協定離脱の決定に対して反対していく」
「私たちは6000万人以上の合衆国民を代表する292人の市長と共に、1億200万人を代表する12の州知事と共に、そしてパリ合意で定められた偉大な目標を達成するために努めている194の国々と共にある」
「21世紀のクリーンエネルギー経済の実現に向けてこの国が引き続きリーダーシップを発揮し、パリ協定で定められた全ての達成目標を履行するか上回ることを確実にするために、州議員として私たちは他の議員、州知事、そして有権者とともに取り組んでいくことを宣言する」
「大統領のリーダーシップの如何に関わらず、私たちは今後も気候変動への取り組みのための戦いを続けていかなければならない。他の国々と協力しつつ、この偉大な国家が後退せずパリ協定を履行するか上回ることを確実なものにしていく」
アラン・ウェア氏は核軍縮と環境保護を含めた持続可能な開発との関連性を指摘する。
「持続可能な開発目標(SDGs)の達成とCOP21の履行は政治的な意思決定と適切な資源配分に懸かっている。核軍縮を進めることは、これらの目標を達成する上で主に3つの方法で貢献するだろう」
「第一に、核兵器に使われている財政的、学問的、知的、政治的、そして人的資源を気候保護とSDGs履行のために再分配すること」
「第二に、現在の核兵器による威嚇によって恒常化している対立や緊張関係を縮小し、核軍縮合意の共同履行によって生じる国家間協力が増えることで、パリ協定やSDGs達成に必要な国家間協力や信頼関係を高めることに繋がる可能性がある」
「第三に、軍事的対立における核兵器の使用は気候に壊滅的な影響をもたらし、SDGs達成を不可能にし、地球規模の核兵器ホロコーストを引き起こす可能性が非常に高い。」
PNNDは世界未来会議(World Future Council)や国際平和事務所(International Peace Bureau)と共に啓蒙活動や、持続可能な開発のための核軍縮にも焦点を当ている「核兵器のお金を動かそう」キャンペーンなどの取り組みに積極的に関わってきた。
元記事:http://www.pnnd.org/article/pnnd-and-cop23-climate-change-conference
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