世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会との共同提言

 2020年4月27日、核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)日本は世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と参議院議員会館で会合を開き、核兵器廃絶に向けた共同提言文を採択しました。

 2020年4月27日、核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)日本は世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と参議院議員会館で会合を開き、核兵器廃絶に向けた共同提言文を採択しました。

 今回の提言文は、2020年年4月27日から5月22日にかけてニューヨークの国連本部で開催予定だった核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、日本の国会議員と宗教者が合同で核兵器廃絶を呼びかけたものです。NPT再検討会議は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となりましたが、PNND日本とWCRP/RfP日本委員会は、「核軍縮の努力は延期されてはならない」との信念に基づき、予定通り共同提言文を作成し発表しました。

 提言文ではまず、核兵器をめぐる厳しい国際情勢についての認識が述べられました。そして、核兵器のない世界を創造するという崇高な理想は、倫理的・道徳的側面にとどまらず、法的な側面からも追求されなければならない課題であるとし、宗教者と政治家が大きな役割を果たさなければならないと述べられました。

 その上で、日本政府に対し、核抑止政策の信ぴょう性の再検証を求めました。また、核兵器禁止条約については、日本政府が即座に条約支持へと方向転換できないとしても、発効後1年以内に召集される「締約国会議」にオブザーバーとして出席することを強く求めました。

 そのほか、取り組むべき喫緊の諸課題として、「ヒバクシャ国際署名」への連帯の強化、北東アジア地域における非核兵器地帯構想の実現に向けた努力、科学技術が兵器開発などに利用されることの防止などが言及されました。

共同提言文PDF:http://www.peacedepot.org/wp-content/uploads/2020/06/20200427WCRP-PNND.pdf 

 

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